冷え性 顕微授精 月経周期 生真面目の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
38才女性
子宮には多発性の筋腫があり、不妊治療はタイミング療法を重ねています。
顕微授精を考えているので、成功率を高めるために漢方薬を服用したいと来店されました。月経周期が短く、あまり良い状態ではありませんでした。
その他の症状として、顔は熱いが下半身全部が冷えて仕方がないといいます。
アレルギーもあり、五年前から寒冷蕁麻疹を患っています。
話をしているととても生真面目な方でした。私はその緊張感がいけないのだとわかりました。
頭寒足熱は健康体の基本です。
本来、下腹部以下を温めるはずの「熱」が上ばかりに集中し、下肢が手薄になって冷えてしまいます。
漢方では「上実下虚」といいます。この寒熱バランスを整える漢方薬を中心にお勧めしました。
そして再来店は、しばらく時間が空いて二年半後に出産報告を兼ねて来店されました。
その後のICSIで妊娠判定をもらい、順調に妊婦生活が送れたと話してくれました。
今回の漢方薬は、温性に傾く漢方薬は一切入れていないのですが、実感として下肢が温まったとを挙げています。
この場合、過剰に温めなくても、必要な場所へ「熱」を送ってあげることで体内バランスが均衡を保てるようになります。
今は2人目にトライしています。
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